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2024.06.07
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2024.04.17
本編
ケーキも買わずに突然質問を投げかけられ、
その内容も身に覚えのある内容だった。
もしかしてあの時渡したケーキが当たって
体調を悪くしたのだろうかと
一気に不安が押し寄せたが、
答えは予想外のものだった。
男性「やはりあなたでしたか！
先日は弊社の会長に大変おいしいケーキをいただき、
ありがとうございました」
スカミ「ワイドレンタルのシミズさん…」
そう言って私に名刺を差し出した。
この方は有名企業に勤めるシミズという男性だった。
会長の側近を務めているらしい。
そしてあの時ケーキを渡した
男性の正体についても説明をしてくれた。
シミズ「あの男性は弊社の会長
ハタナカヤスヒロなんです」
なんでも会長はボランティア活動に熱心で
あの日も河川敷の清掃ボランティアに
参加していたという。
その際、掃除中にぬかるみで転び、
泥だらけになってしまったのだ。
そこでたまたま私に出くわしたとのことだった。
ミズさんは会長の命を受け、
知り合いの探偵に頼んで
私を探してもらったそうだ。
