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本編
初対面の人だったのに、私は勝手に親近感が湧いて
自分のことも話してしまった。
話を聞いてもらったお礼ではないが、
ただの荷物と化した彼氏へのケーキを
お爺さんに差し上げた。
スカミ「あのよかったらこれどうぞ、ケーキです!
彼氏に作ったんですけど、突き返されて…
よかったらご友人とでも分けてください、じゃあ」
涙が溢れてきて、私は足早にその場を去った。
その後、なんとか経営を続けていたものの、
ミヤジさんたちがいなくなった穴は大きく、
大口注文の受注が出来なくなった。
売上を下がる一方で求人も出したが、
即戦力になる人は見つからず、
店は活気を失っていた。
職人C「今日も受注ゼロだって…」
職人E「この店いつまでもつか…
職探しするか」
職人たちも不安になるのは無理はない。
私自身が一番よくわかっている。
早くこの状況から脱却しなければと
やけになりかけてた。
そんなある日、スーツ姿の中年男性が来店してきた。
スカミ「いらっしゃいませ」
男性「あの…つかぬ事をお伺いしますが、
あなたは2週間前、万羽川の近くで
泥まみれのホームレス風の男性に
ケーキをプレゼントしませんでしたか?」
スカミ「差し上げましたが、なぜそれを…」