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本編
ミヤジ「ここで頑張ろうという気が湧いてこないので」
職人A「自分もです」
職人B「すみませんが、わかってください」
しばらくしてから、しびれを切らした
ミヤジ派の人たちが一斉に
退職届を私に差し出した。
スカミ「そんな…
もう一度みんなで頑張りませんか?」
ミヤジ「もう、決めたことですので
申し訳ないですが、あなたについていくことは出来ない」
慰留したもののその努力は空しく、
ミヤジさんを始めとした3人の職人が退職。
ベテランが一気に減り、
業務に支障が出るようになってしまった。
職人C「しばらく大口注文は
お断りするしかなさそうですね…」
スカミ「私が不甲斐ないせいで…申し訳ありません」
職人D「大丈夫なんとかなるわよ!頑張りましょう!」
現場の士気が下がることを懸念したのか、
ミナミさんは励ましの言葉をかけた。
しかし、そのミナミさんも内心は不安だったと思う。
そして、どん底だった私に更に追い討ちを
かけるような出来事が起こった。
ユウキ「もうスカミと続けていける気がしないんだ」
この日は彼氏のユウキの誕生日。
自作したケーキを持って彼の家を訪ねた矢先、
いきなりそう言われた。