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【第1話】喧嘩自慢ヤンキーが陰キャオタクを挑発→実際に戦った結果…
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本編
ジン「あーあ。
やっぱ時代はサッカーかねえ」
俺はジン。
どこにでもいるごく普通の高校二年生だ。
うちの高校は、そこそこスポーツが強くて、
特に野球とサッカーが目立っている。
全体的に球技が盛んってところだな。
一方で俺はといえば。
正直、あんまり注目されてない。
いわゆる弱小ってやつ。
具体的にはボクシング部だ。
まー、練習はきつい。上下関係も厳しい。
そして部活の成績はちっともさっぱり。
ついでに女子にも相手にされない。
今も、女子の注目をかっさらいつつ
廊下を歩く、サッカー部のエース、
ゲントを横目で眺めている。
友人「羨ましい?
なら、おまえもサッカーやれば?」
ジン「今からかよ。
いや、俺はボクシングが好きだからやってるんだ。
それに、球技は苦手でな。
サッカーみたいに11人もいるんじゃ、
俺は動けないだろう」
友人「まぁ、ゲントは小学校のころから、
チームのエースだったらしい。
あいつの真似をしたところで、まぁ無理だわなぁ」
ジン「俺は俺、あいつはあいつ」
友人「とか何とかいって、
ゲントを羨ましそうに見ているんじゃ、
説得力ないって」
クラスメートに笑われたが、
俺としても、言い返す気にはなれなかった。
だって、その通りだから。