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【第25話】夫が私にプロポーズしたのは親の指図だった!→真実を知り家を出ようとした瞬間…

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本編

ヒロヤ「両親の言いなりになるのが

当然だと思っていた。

両親は早く嫁をもらって、

実家に住まわせろ。

 

 

そうすれば、

しばらくは都会にいてもいいと言っていて、

田舎暮らしをしたくなった自分は、

その話に乗った。

 

 

どうしても、

映画や娯楽がたくさんある都会からは、

離れたくなかった。

 

 

いずれ商店を次いで、

二代目になるのは分かっていたが、

だからこそ、短い時間を楽しみたかった」

 

 

要するに、自分が都会の生活を満喫して

心残りが無くなるまで、

私は義実家で犠牲になれ、と。

 

 

そういう意向だったようだ。

道理で仕事をさせまいとしていたはずだわ。

無視したけど。

 

 

いやもう、ふざけんなの一言に尽きる。

私の人生を何だと思ってるんだろう。

まぁ、彼は制裁を受けた。

 

 

大好きな都会暮らしは、

周囲に噂が回ったため、

できなくなり、嫌々ながら田舎へ帰った。

 

 

さらに、結局は嫁いびりが記事にされて、

とある雑誌に載ってしまった。

記者の彼は、

なんと村長に雑誌を進呈したという。

 

 

おかげで、嫁いびりが名物の村、

などという不名誉な呼び名がついてしまったと、

村長は大激怒して、

いまや彼の実家は肩身の狭い思いをしているそうだ。

いわく「村の恥」だって。

 

 

商店も、スーパーの代わりだった貴重な店なのに、

客足がどんどん遠のいていると、

記者の彼から聞いた。

今後はかなり厳しいだろう。

 

 

 

私は、独身に戻って気楽な生活をしている。

ついでに、あの記者の彼とも、

何となくいい感じになってて、

けっこう楽しい。

 

 

自由っていいなぁ。

つくづくそう思う、今日この頃。