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【第18話】ママ友の息子が夫の高級車をボロボロに!修理代を請求すると…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 アスカ「よく分かりました。 では、今日のところは お帰り頂いて結構です。 ただ必ず、 しかるべきところに 通報しますので。 明日いっぱいお待ちします、 謝罪に来ていただけるならいいで...
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【第1話】ママ友の息子が夫の高級車をボロボロに!修理代を請求すると…
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本編
アツミ夫「うちの妻に謝れ?
壊した車の修理代を払え?
そんな事をほざいたんだって?
おいおい、インスカ組を
舐めて貰っちゃ困るぜ」
アスカ「ほざくも何も、
正当な要求だと思います」
アツミ夫「奥さんよぉ?
堅気のくせして、
本職につっぱるもんじゃねえよ?
痛い目にあってもいいってか?」
アツミさんの夫は、
やけに大掛かりな口調でそう言った。
時々、ちらちらとアツミさんや
シュウト君を見ているのが、
何とも鼻についた。
彼はあくまでも、
自分は一般人ではないと
言い張るつもりらしい。
アスカ「ちょっとお尋ねしますけど、
あなたは本当にインスカ組?」
アツミ夫「そうだっつってんだろうが」
アスカ「分かりました。
じゃあ、確認しましょう」
アツミ「はぁ?
アスカさん、何言ってるの?
まさかインスカ組に、
電話で問い合わせるつもり?
バカじゃないの?」
アツミ夫「こりゃずいぶん、
腹の据わった奥さんだなぁ。
やめときな。
相手にされねえよ、
下手したら何されるかわかんねーぜ?」
アスカ「ご心配なく。
電話の問い合わせはしません、
そんなまだるっこしい事はしないです。
顔を見て貰った方が、話が早いので。
ホ・ン・モ・ノを!呼んでみました」
私は一気にそう言うと、
夫を振り返った。
ユウジが、例のガレージに
つながるドアを開いた。