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【第16話】喧嘩自慢ヤンキーが陰キャオタクを挑発→実際に戦った結果…

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【第15話】喧嘩自慢ヤンキーが陰キャオタクを挑発→実際に戦った結果…
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【第1話】喧嘩自慢ヤンキーが陰キャオタクを挑発→実際に戦った結果…
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本編

ジン(昔の俺を知ってる奴なら、

かなり変わったと分かるんだろうが、

こいつはな。

 

 

高校時代の俺を知らないんだ、

まぁ生意気に見えるのも仕方ない)

だとしても、一歩も引かない姿勢は保つ。

あの時のユウマのように。

 

 

タクオは舌打ちして、

仲間たちと一緒に部室を出て行った。

どうやら、俺は雰囲気で勝ったようだ。

 

 

キョウカ「ジン君、凄いね!」

ジン「え?いや別に、凄くないよ。

俺は普通の事を言っただけで」

 

 

キョウカ「そう?あちらは3人もいたのに、

全然おびえた様子が無かったんだもの。

それだけでも凄いよ」

ジン「ははは」

 

 

美人に絶賛されたら、

やっぱテンションあがるね。

俺は何となく、いい気分になった。

 

 

心なしか、キョウカの視線が

熱っぽいような……

ああ、だめだ、調子に乗りすぎか。

 

 

これでタクオが懲りてくれて、

サークルの趣旨通りに

活動してくれれば、

話は早かった。

でも、そうじゃなかった。

 

 

次の日に、タクオは人数を増やして、

部室に乗り込んできたのだ。

やっぱり基本的には、

俺を馬鹿にしているのだろう。

 

 

タクオ「よー、この女。

キョウカちゃん。

俺、狙ってるんだよ。

美人だろ?

 

たまたま見かけて、

いい女だなと思ってさ。

いま口説いてんだけど、

生意気な誰かさんが邪魔でよう」

 

 

俺をチラ見しながら、

タクオはにやつきつつ言う。

今日は5人だ。

キョウカを囲んで、

ついに実力行使するつもりか!?