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【第19話】嫁と娘が俺を馬鹿にし続けた結果→俺は娘の中学卒業式の日に消えた…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 アヤ「お母さん、きっと浮気してる。 お父さんが帰ってくるのを 嫌がってたのも、 彼氏と会いたくてだよ。 お母さん、いつも家にいなかったもん。 私、一人で勉強してたし、 塾に行っても迎...
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【第1話】嫁と娘が俺を馬鹿にし続けた結果→俺は娘の中学卒業式の日に消えた…
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本編
スカオ「あなたはいいですよ。
カツミに嘘をつかれたのは、
見れば分かります。
ただ、不愉快なので、
帰っていただけますか?」
間男「はい、今すぐ!」
間男は非常に物分かり良く、
あっというまに姿をくらました。
後には、絶望した表情の妻が残された。
スカオ「カツミ。
分かってると思うが、離婚だ」
カツミ「……仕方ない。
ただ、アヤの親権は譲らないわよ!」
スカオ「それはアヤが決める事だ」
カツミ「何言ってるのよ!
子供の親権は母親が
持つのが普通なのよ、日本じゃ」
スカオ「それは、幼児の話だろう。
15歳以上になれば、
本人の意志が優先される。
アヤは、つい最近15歳になった」
俺がそう言うと、
妻はぎょっとした顔になった。
そんな妻に、娘は冷たい表情を見せた。
ついでに、捨てられていた
プレゼントも見せて。
アヤ「お母さん、最低。
私、お父さんが嫌いだなんて、言ってない。
せっかく用意してくれたプレゼントも、
私に見せもしないでゴミ箱へ入れたよね。
お父さんから改めて貰ったよ。
嬉しかった。
お父さんと私に、
それぞれ大嘘を吹き込んで、
お互いを会わせないようにして。
さっきの男の人と私と、
三人で家族をやり直したい
って言ってたっけ?
冗談はやめて。お断りよ!
私のお父さんは、
スカオっていうの。
他にお父さんはいないの!」
涙ぐんではいたが、
言葉はしっかりしていた。
カツミは膝から崩れ落ちたのだった。