※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第15話】喧嘩自慢ヤンキーが陰キャオタクを挑発→実際に戦った結果…

前回の内容はこちら▼

【第14話】喧嘩自慢ヤンキーが陰キャオタクを挑発→実際に戦った結果…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 タクオ「友達が見学したいってさ」 チャラ男を2人も引き連れて部室に入ると、 みんなの嫌がる様子などお構いなしに騒ぎ始める。 クラブで流されているような曲を流し、 踊ってみたり。カラオ...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】喧嘩自慢ヤンキーが陰キャオタクを挑発→実際に戦った結果…
こちらもおすすめ▼ 本編 ジン「うわ!やばい、 これやばいよ、どうしよう」 思わず声が出てしまった。 コスプレ会場に、意気揚々と やって来てみれば、いきなり 女性参加者に絡むヤカラを発見。 はっきり言って陰キャ&重度 アニメオタクの俺ことジ...

本編

体を鍛え始めてからは、

ほとんど聞くことが無くなっていた。

地味男、陰キャ、キモいアニオタ。

 

 

高校時代には嫌というほど

耳に入ってきた、久しぶりの罵倒だった。

何度聞いても、気分はいいものじゃない。

 

 

ジン「そういうのはやめてくださいと、

さっきから言ってるでしょうが」

 

 

タクオは俺をじろっとにらんだ。

昔なら、この一睨みで、

俺はびびってしまったところだ。

 

 

でも今は違う。

道場仲間のユウマに指導を受け、

2年にわたって鍛錬してきた。

 

 

何なら、最近は他の格闘系にも

進出しているくらいだ。

その自信が俺を支えている。

 

 

ジン「生意気とは?

俺と君は同い年で、

生意気呼ばわりされる

覚えはないです」

 

 

俺がきっぱり言うと、

タクオは少し意外そうな顔をした。

まぁ、体格はかなり良くなったが、

あいにくと俺は合気道を

メインに稽古している。

 

 

 

他の武道と違って、

腕力頼みという性質ではない合気道は、

そんなに筋肉ムキムキになる必要が無い。

 

 

したがって、服を着ている今、

俺は気弱な男子高校生から

普通の大学生くらいにしか、

雰囲気は変わっていないのだった。