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【第16話】嫁と娘が俺を馬鹿にし続けた結果→俺は娘の中学卒業式の日に消えた…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ところで、娘の受験。 自治体によって違うのかも しれないが、俺の地域では、 中学の卒業式後に 公立高校受験がある。 私立は1月から2月にかけてだが、 公立はなぜか卒業式後が 多いよう...
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【第1話】嫁と娘が俺を馬鹿にし続けた結果→俺は娘の中学卒業式の日に消えた…
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本編
スカオ「パパとは誰の事だ?
俺ならここにいるんだが」
カツミ「はぁ!?
スカオ、何であんたがいるのよ!」
妻は驚いて、顔をゆがめた。
その時、ダイニングテーブルに
ついていた見知らぬ男が、
怒りの表情を浮かべた。
間男「な、なんだおまえは!?」
スカオ「それはこっちの
セリフだよ。
カツミ、この男こそ誰だ?」
カツミ「え、あの、それはあの」
間男「おまえの方こそ、
誰なんだよ!人の家に
勝手に上がり込んできて!」
まぁ「真実」を知らないから、
そう言うしかないのだろうな。
理解はするが、納得はしないぞ。
断じて。
スカオ「俺はスカオ、
この家の主人だ。
妻と離婚した覚えもなければ、
家を譲った覚えもないな」
間男「え?しゅ、主人?
ええと、カツミさん?
ご主人は、確か亡くなったはず」
間男は、とんでもない事を
口走った。俺、亡くなったのか?
いつ?
スカオ「ほー?そりゃ初耳だ。
あなたもさぞかし驚いたでしょう、
まさか故人が姿を見せるなんて」
間男は混乱した様子、
カツミは真っ青で震えている。
つまり、こういう事だ。
カツミはこの間男と不倫して、
すっかり俺を邪魔者扱いし始めた。
その事は娘から直に聞いている。