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【第13話】ママ友の息子が夫の高級車をボロボロに!修理代を請求すると…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 アツミ「あと、ロールケーキも。 テレビで特集してたあそこのね、 限定品」 アスカ「あ、ありがとう ございます」 アツミ「じっくり味わって 召し上がれ。アスカさんには、 めったに食べる...
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【第1話】ママ友の息子が夫の高級車をボロボロに!修理代を請求すると…
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本編
アスカ「そうなんですね。
うちと方針が違うのは、まぁ
それぞれのご家庭の事ですから」
ケンカ売りに来たのか、
この人はぁぁ!
これで用事なんか切り出して、
私がはいはい聞くとでも
思ってるんだろうか。
……思ってるね、これは。
アスカ「ところで用事とは?」
アツミ「そうそう。
幼稚園がうるさいのよねえ、
うちの子が元気だから、
気に入らないのかしら。
うちの子と、ミコちゃん、
ほら。仲良しでしょ?
幼稚園に言ってくれない?
シュウトはちょっと
活発なだけで、普通の子です。
お友達もいますって」
やっぱ思ってた。
しかも、予想よりはるかに
図々しい「用事」だった。
うちの子を散々うるさいと怒鳴り、
生意気だとぬかし、
ブスよばわりまでしといて。
仲良し!?
ミコとシュウト君の、いったい
どこら辺が仲良しに見えてるの。
今度という今度は断ろう。
今こそ「嫌です無理です」を
発動させるとき!
そう意気込んだ瞬間だった。
がっしゃーん!
物凄い音が聞こえた。
それもガレージから。
うちの家は、クラシックカーを
熱愛するユウジが探しに探して、
気に入ったガレージ付きの家だ。
一階リビングの奥から、
室内ガレージに直行できる
造りになっている。