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【第1話】ママ友の息子が夫の高級車をボロボロに!修理代を請求すると…
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本編

アツミ「あと、ロールケーキも。

テレビで特集してたあそこのね、

限定品」

 

アスカ「あ、ありがとう

ございます」

 

アツミ「じっくり味わって

召し上がれ。アスカさんには、

めったに食べる機会ないでしょ?

うちは食べ飽きてるけどね」

 

アスカ「あ、そうですか」

 

何しに来たんだろう、この人。

玄関でマウントとるためだけに、

こんな手土産を用意したとも

思えないけれど。

反面で、アツミさんなら

やりかねないとも思ってしまう。

 

アスカ「いろいろありがとう

ございます。いま主人は

外出していまして」

 

アツミ「ごく普通のサラリーマン

なご主人に会いたくて

来たんじゃないのよ。

どうせ会っても、人脈に

なるわけじゃないし。いいの」

 

アツミさんはそう言い放つと、

ずかずか家に入ってきた。

ほんと、腹立つなぁ。

リビングに通すと、部屋干し中の

洗濯物を見つけられた。

大げさに驚かれもした。

 

アツミ「えええ、部屋干し!?

これがあの部屋干しなのぉ!?

私、初めて見たわぁ」

 

アスカ「そうなんですか?

うちは、外が埃っぽいのが嫌で、

部屋干しにしてますけど」

 

アツミ「安っぽい除湿器に、

新聞紙なんか敷いちゃって、

やだわぁ、貧乏くさくて。

 

あらやだ、失礼。

庶民の知恵ってやつ?

うちはそもそも干さないわよ。

最新式の強力乾燥機能つき

ドラム洗濯機があるもの」