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【第12話】夫が私にプロポーズしたのは親の指図だった!→真実を知り家を出ようとした瞬間…

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【第1話】夫が私にプロポーズしたのは親の指図だった!→真実を知り家を出ようとした瞬間…
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本編

スカコ「何でご両親と一緒なの?

ていうか、いつのまに温泉に

行くことになったの!?」

 

手書きのチラシとしか言いようが

ない、自称パンフレットを

渡された。

温泉郷……一軒しかない

ですけど!?しかもその一軒の

写真を見ると、旅館というより

山小屋なんですけど!?

 

嫌々渋々連れていかれて、

本当にがっくり。

何が温泉郷よ、

まるっきり湯治場じゃん!

自分で食料を持ち込んで、

台所を借り、食事を作るタイプ。

時代劇風に言えば木賃宿だ。

 

道理で、10日間の利用料金が、

お一人様12000円だった

わけだ。1日じゃなくて、10日。

何てことよ!!

たっぷりこき使われた。

 

食事の支度はもちろんのこと、

義母と一緒に入浴し、

ついでに垢すりもシャンプーも、

お風呂を出たらマッサージまで。

ついでに義父の腰まで

揉めと言われる始末。

 

両親の湯治に、付き人として

同行させられたって感じだった。

さらに恐ろしい事に四人一部屋。

 

スカコ「ヒロヤ!?

これ、どういうこと!?」

 

ヒロヤ「親父が手配したんだよ、

俺じゃない」

 

スカコ「誰の手配かなんて、

聞いてないのよ!

なんでこうなったのか、

知りたいんだけど!?」

 

夫をしめあげていると、

顔にお茶をかけられた。

義母が怒り狂い、湯呑の中身を私の

顔にめがけてぶちまけたようだ。