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【第１０話】夫が私にプロポーズしたのは親の指図だった！→真実を知り家を出ようとした瞬間…
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2024.04.10
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2024.04.02
本編
でも、義母は口でこそ
「選んで」と言うが、
いざとなったら自分の好みを
ごりごりに推してくる。
どうやら本気で選ばせるつもりは
なく、体裁として「ここから選べ」
と言ってるにすぎない。
私はやっと察しを付けた。
しかも、呼べと言っておきながら、
実母の事は始終無視で、
何なら邪魔者扱いだ。
母は和室の隅にひっそり控えて、
うつむき、一言も口を
出そうとしなかった。
こんな事なら、
呼ばなきゃよかった。
私はつくづくと後悔した。
結婚式という名の、
実態は村挙げての宴会としか
思えない、どんちゃん騒ぎで
へとへとになり、次のイベント
新婚旅行でもまたひと悶着おきた。
スカコ「え？ハワイに
行くって話だったよね？
私、パスポート用意したよ？」
なんと、ヒロヤは海外に行くとの
予定を立てていたのに、
一番肝心なパスポートを
申請していないというのだ。
