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【第11話】嫁と娘が俺を馬鹿にし続けた結果→俺は娘の中学卒業式の日に消えた…

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【第10話】嫁と娘が俺を馬鹿にし続けた結果→俺は娘の中学卒業式の日に消えた…
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【第1話】嫁と娘が俺を馬鹿にし続けた結果→俺は娘の中学卒業式の日に消えた…
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本編

娘の事も聞かれたが、

答えるのが難しい。

本当に、娘とはほとんど

顔を合わせていないから。

もっとも、顔を合わせてたと

しても、あまりいい状況には

なれないとも思う。

 

妻から、娘が俺をどう思って

いるのか、ちょくちょく

聞かされている。

とても気分が悪くなる話ばかりを。

 

スカオ「アヤはどうしてる?

勉強は分かってるが、

それ以外の話で」

 

カツミ「あんたに話す事なんか、

何もないわよ。

どうしても聞きたいなら、

教えてもいいけど、

後悔するんじゃない?」

 

スカオ「とにかく聞かせてくれ」

 

カツミ「あんたが家に

いなければ、機嫌がいいわよ」

 

ざくっと胸に突き刺さる事を

言われた。

 

スカオ「どういう事だ」

 

カツミ「言葉のままよ。

あんたが加齢臭をまき散らして

歩くから、アヤはいらだってるの。

あんたがいなければ、

家の空気がすがすがしいってさ」

 

スカオ「加齢臭は、

俺も何とかしようとしてるんだが、

こればっかりは」

 

カツミ「そうね、こればっかりは

どうしようもないね、

生理的な事だし。

だからね、アヤのためを思うなら、

あんたが顔を見せないに限るの」

 

スカオ「……」

 

カツミ「何よ、いっちょまえに

傷つきましたって顔して。

だから言ったじゃないの、

後悔するんじゃないのって。

無理に聞き出したのはあんただよ、

恨むなら自分を恨んでよね」