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【第6話】ママ友の息子が夫の高級車をボロボロに!修理代を請求すると…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 シュウト「うるせーっ!! カオリなんてブス、 俺は好きじゃねーし!」 ミコ「ひどい事言わないで! カオリちゃんは可愛いじゃん、 みんな大好きだもん!」 ミコが叫ぶ。シュウト君は、 大...
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【第1話】ママ友の息子が夫の高級車をボロボロに!修理代を請求すると…
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本編
シュウト「俺が一番!
一番強いー!いえーい!!」
さかんに勝ち誇っている。
カオリちゃんは泣き出してしまい、
ミコがなぐさめ始めた。
ユウスケ君は、暴挙に出た挙句に
強さ自慢を始めたシュウト君を
にらみつけていた。
ユウスケ「何で
こんな事するんだよ!」
シュウト「俺が強いのを見せる!」
ママ譲りのマウント気質って
感じか。私も砂場に到着して、
シュウト君の前に立ちはだかった。
アスカ「シュウト君!
乱暴はやめなさいね、ここは
強さを自慢する場所じゃないの。
みんなで仲良く遊ぶ公園なの」
シュウト「知らねーよ、オバサン!
うるせーブスの母ちゃんも、
やっぱうるせーわ!」
私にまで悪態をつき、ついでに
砂を蹴って、こちらにまき散らす。
幼稚園児にしては、
けっこう力が強い。まぁ体格が
いいからって事もあるか。
意外と砂が高く舞い上がり、
私の顔に少しかかった。
思わず怯んだ隙に、
小さい乱暴者には
逃げられてしまったのだった。
そんな一連の騒動を、
アツミさんも見ていたらしい。
ママ友達が私に駆け寄り、
ハンカチを出してくれたり
子供の面倒を見てくれたり
しているのを良い事に、
ちゃっかりと姿を消していた。