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【第2話】喧嘩自慢ヤンキーが陰キャオタクを挑発→実際に戦った結果…
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【第1話】喧嘩自慢ヤンキーが陰キャオタクを挑発→実際に戦った結果…
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本編
男A「あぁ!?」
男B「何だコラ!
オタクの出る幕じゃねえんだよ、
このひょろひょろ野郎」
ヤカラ連中は、俺をギロリと睨み
つけたうえ、胸倉まで掴んできた。
がっつりと締め上げられ、
俺より筋肉もりもりな腕の盛り
上がりっぷりを見て、
心底から後悔。
ジン(やべぇ。だめだこれ、
ボコられコースだ)
大人しくしていれば、
2~3発で済むかな。
とか何とか、情けない事が
頭の隅に沸いてきた。
いやいや、待て待て。
殴られるのは仕方ないとして、
それでも女の子たちを
助けるための役には立てる。
ジン「君たち、すぐ逃げて!
ここはいいから、
安全なとこまで逃げて!」
シャツの襟元を吊り上げられ
ながら、俺はコスプレ女子たちに
向かって精一杯の声をかけた。
でも、女の子は二人とも
おびえてしまっていて、
足が震えているようだ。
後ずさりもしないでいる。
ジン(やばいやばい、最悪だぁ!
これじゃ、俺はボコられて
女の子たちは連れて行かれる、
一番ダメダメなコースだ)
おーい、ギャラリー連中!
スマホいじってないで、
警備員を呼びに行ってくれ、
誰か一人でもいいから!
せめて叫んで助けを呼んでくれ!
ていうか、いっそ俺が
SOS出すか?