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【第5話】夫が私にプロポーズしたのは親の指図だった!→真実を知り家を出ようとした瞬間…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカコ「ヒロヤって 一人っ子だったよね? 将来的にどうなるの?」 ヒロヤ「うーん…… 何も聞いてない。 跡継ぎが必要ってほどでもないし、 たぶん止めると思うよ」 スカコ「それほんとね...
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【第1話】夫が私にプロポーズしたのは親の指図だった!→真実を知り家を出ようとした瞬間…
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本編
何だか歯切れが悪い言い方で、
やっと就活を賛成してくれた。
この態度も後に、スルーしては
いけない危険信号だったと
気づくのだけども、当時の私は、
何だかんだ言って結婚に
憧れすぎていたのだろう。
ヒロヤも賛成してくれた、
という事で思考停止してしまった。
やがて卒業を迎えた。
それぞれの両親に挨拶を済ませ、
いざ婚姻届けを提出。
私の親は
スカコ父「大学でたてで、
まだ早いと思うんだが」
スカコ母「私もお父さんと同じ
意見よ。もう少し働いてからでも
いいと思うわ」
やや渋ったものの、その時は
ヒロヤが頑張ってくれた。
生涯の伴侶はスカコさんしか
いない、必ず幸せにすると、
粘り強く両親を説得してくれて、
最終的には「もう成人しているの
だし、当人たちの決断を尊重する」
という態度に変わった。
一方でヒロヤ両親。
わざわざ田舎から出てきてくれた、
それはいいのだけど。
義父「ふうん、
都会育ちのお嬢さんね」
義母「あら、体が細いのねえ。
大丈夫かしら」
あんまり友好的な
態度ではなかった。
両家顔合わせでも、
義両親はふんぞり返っていて、
けっこういい料亭を場所に
選んだのに、食事の味が薄いだの、
格好つけてばかりで食べ物らしく
ないものばかりだの、
なかなか文句がすごかった。
母に
スカコ母「あのご両親は
気難しそうだけど、
スカコ、うまくやっていける?」
と、こっそり耳打ちされた
くらいだ。