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【第3話】夫が私にプロポーズしたのは親の指図だった!→真実を知り家を出ようとした瞬間…
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本編
スカコ「田舎暮らしはもう嫌だ、
絶対に都会で就職する、
そんな事ばっかり
言ってたんだけど」
友達「なんか、私の聞いた
話と違うなぁ。
まぁ、私はまた聞きだから。
スカコみたいに、直接本人から
聞いたわけじゃないの、
あくまで噂を聞いただけ。
本当のところは、
スカコが聞いた通り、
田舎に帰るつもりはなくて、
都会のリーマンを希望しているの
かもしれないけどね。
一応、確認はしておいた方が
いいよ。結婚はそれから
考えても遅くないと思う」
スカコ「それもそうだね」
どっちが本当の話かは、
すぐには判断できなかった。
私としては、ヒロヤ自身から
聞いているので、田舎に帰って
商売を継ぐという話は、
にわかに信じがたい。
以前はそう考えていたけれど、
大学生活を続けるうちに
考えが変わった可能性もあるし。
とはいえ、噂があると
聞いたからには、確かめて
おくに越したことはない。
私はデートの時、
ヒロヤに質問した。
スカコ「ちょっと
小耳にはさんだんだけど。
ヒロヤのご実家って、
ご商売されてるんだって?」
ヒロヤ「え?
あ、うん。うちの実家が
あるとこは、山と畑ばっかりで、
スーパーさえ近くにないんだ。
コンビニ的な商店やってるよ」