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【第34話】夫「子供は俺によこせ!」→出産直後の赤子を奪い取り浮気相手と逃走し…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 私は動けないミサを放置して、 もう一度ナオトの方へ戻り、 無様な姿を見下ろしながら続けた。 アスカ「ナオトさん… 私ね、産後3日間はナオトさんが 来てくれるのを待ってたの。 赤ちゃん...
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【第1話】夫「子供は俺によこせ!」→出産直後の赤子を奪い取り浮気相手と逃走し…
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本編
アスカ「えぇ、当たり前でしょ?
あなた、自分から家にやって来て、
臨月の私に不倫を
告白したじゃない!
離婚を迫って、証拠写真まで
くれたのに、忘れちゃったの?
あれ、訴訟の証拠として、
有り難く使わせてもらうわね!
とにかく、私の子には指一本触れ
させないから、覚えといて!!
このクズ夫のこと、これから
末永〜く、どうぞ宜しくね?
犯罪者になるから、
仕事はクビになっちゃうだろうと
思うけど…構わないわよね?
ミサさんとナオトさんは、
『真実の愛で結ばれ』た、
『唯一無二の存在』
なんですもんね〜?ww」
ミサは車に足を挟まれたまま
地面でもがき、叫び声を上げた。
ミサ「お前ーーー!!!
誰に向かって偉そうにーーー!!!
さっさとナオトさんの子を
渡せーーー!!!!!
私が育てるんだあ゛あ゛あ゛
あ゛ーーー!!!!!」
パトカーから降りてきた警官達が、
事故車両の方へ近付いて
来るのが見えた。
(あぁ…やっと2人を
逮捕してもらえる……)
そう思った時、
車に挟まってもがいていた
ミサの足が外れたのか、
ミサがゆっくり
立ち上がるのが見えた…
ミサは額から血を流しながら、
一瞬、おぞましい笑みを浮かべた。
ニヤリと笑った口元の歯や唇にも、
真っ赤な血が滲んでいた…
そして駆け寄る職員をかわし、
産院の玄関に向かって
サイボーグのように走り出した!
(マズい!!!赤ちゃんが!!!)