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【第32話】夫「子供は俺によこせ!」→出産直後の赤子を奪い取り浮気相手と逃走し…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 アスカ「なに勝手なこと 言ってんのよ!! 赤ちゃんが欲しいなら、その ミサさんと作ればいいでしょ?! 若いんだから、これから いくらでも作れるでしょ?!」 地面に倒れこんだままのミサ...
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【第1話】夫「子供は俺によこせ!」→出産直後の赤子を奪い取り浮気相手と逃走し…
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本編
ナオト「いや…だから……
アスカにミサの気持ちは
理解出来ないんだよ……
でもっ!!俺には出来る!!
世界中の人間がミサを
責めても、俺は!!俺だけは!!
最後までミサを理解し、
守ってやらなきゃ
ならないんだぁぁぁぁぁ〜!!!」
ミサ「ナオトさん……」
ナオト「ミサ…!!!」
ミサは車に足を挟まれたまま
ナオトの方へ手を伸ばし、
ナオトはツヨシさんに抑え
付けられたままで、これまた
ミサに向かって手を伸ばしていた…
壊れた車の両サイドから、
車の下に手を伸ばし合う2人……
(は?ダメだこりゃ……
イカレてるのはミサさんだけ
じゃなく、ナオトさんもか!
2人揃って中毒みたいに
なってんじゃん……
これって共依存ってやつ…??
こんなのいちいち付き合って
らんない……それより、
トモカさんの赤ちゃんが心配だわ!
2人は警察に任せて、
もう産院の様子を見に行こう……)
遠くから響いてくるパトカーの
サイレンを聞いて、私は溜息を
つきながら立ち上がった。
アスカ「ツヨシさん、
あとは警察に任せましょう。
赤ちゃんとトモカさんが
心配だから、もう行ってあげて。
事件の事は、私と産院の
職員さん達とで説明しておきます」
ツヨシ「あ…そうですね…じゃあ、
あとは宜しくお願いします…」
そう言うと、ツヨシさんは
ナオトを職員さんに引き渡し、
産院の中へと駆け込んで行った…
アスカ「さぁ2人とも、
警察が来たから、自分達の主張を
たっぷり聞かせてやりなさいよ!
あんた達が言ってる事が
正しいかどうか、
判断してもらいましょうよ!
いくら愛で法を超越しようと
してもね、日本は法治国家なの!!
日本で生きている限り、日本の法律
に従わなきゃならないのよ!!」