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【第5話】祖父が架空請求業者に「支払いますのでウチに来て」と言ったら→翌日…
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【第1話】祖父が架空請求業者に「支払いますのでウチに来て」と言ったら→翌日…
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本編
いやいや。
あれは絶対に飽きたんだ。
ちまちまと、面白くない作業が
続いているもんだから、
最初は見ているつもりだったの
だろうけど、飽きたに違いない。
くっそー、俺も寝たい。
元々、俺はパソコンが
あまり得意ではない。
必修授業を、のっぴきならない
ところまでさぼってしまうくらい、
得意ではない。
そしてじいちゃんの血を
引いているせいで、飽きっぽい。
監視役が居なくなったのもあって、
かなり気が緩んでしまった。
何度も何度も同じ手順の
繰り返しで、注意力が
散漫になってもいただろう。
はっと気が付いたら、俺はメール
経由をして、妙なホームページに
アクセスしてしまっていた。
ジン「ありゃ!?」
よくあるやつだ。
メール本文にあるリンクを、
誤ってクリックしたらしい。
うわ、何だこりゃ。
ホームページのトップは、
出会い系を思わせる
造りをしていた。
何か小さい文字で、
ごちゃごちゃ書いてある。
ざっくり目を通していたら、
急に「警告」と出てきた。
こんな感じの内容だ。
警告文「当ホームページに
アクセスしてくださり、
誠にありがとうございます。
トップページが表示されたと
同時に、当ホームページの有料会員
への登録に同意したものとみなし、
引き続きお手続きをお願いします
なお、お手続き無しでは、
ブラウザを閉じる事はできません」
ジン「は!?」