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本編

ていうか、そういうのを

勉強する講義をさぼりまくって

いて、今となっては単位を落とす

瀬戸際にいるわけなんだが。

 

そんなポンコツに、

じいちゃんは、よりにもよって

メールチェックを任せたのだ。

 

1時間ほどもチェックに

勤しんだが、やれアドレス毎の

仕分けだ、スパムメールの処理だ、

と手間がかかってしょうがない。

しかも、やってもやっても

終わらない。

 

何をどうすればいいのか、

だんだん混乱してきて、ついに

 

ジン「もう、訳わかんねぇよ!

じいちゃん、やっぱやらなきゃ

ダメか?」

 

頭を抱えながら

ギブアップ宣言したのだった。

速攻で却下をくらったけど。

こんなに面倒くさい作業だと

分かってたら「任せて」なんて、

言わなかったよ。

ああ、口を滑らせたとはいえ、

「任せて」とか、

言わなきゃよかった。

 

俺、いつになったら課題に

手を付けられるんだろう。

そんな俺を、じいちゃんは

無情にも見放して、とっとと

自分の部屋に帰ってしまった。

 

ふあぁ~なんて、

のんきに大あくびをしながら。

 

ゴウ「もう寝る」

 

ジン「待ってじいちゃん、

まだ9時だよ」

 

ゴウ「あほか。年寄りにとっての

夜9時は、若い者の午前2時に

匹敵するわい。朝に様子を

見に来る。進めておけよ」

 

ジン「ええええ」