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【第13話】仏のように温厚な夫にDQN893「痛い目を見る前に金出せ」と肩を掴んだ瞬間…

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【第12話】仏のように温厚な夫にDQN893「痛い目を見る前に金出せ」と肩を掴んだ瞬間...
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【第1話】仏のように温厚な夫にDQN893「痛い目を見る前に金出せ」と肩を掴んだ瞬間...
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本編

男は自分の手を開いて、

ジェスチャーして見せた。

この態度からして、

50万とは考えられない。

確かに、うちの車に突っ込んでいる

のは、そこそこの外車だ。

 

このケース。どう考えても100万

単位は吹っ掛けられるはず。

という事はつまり、

この男の要求は500万!?

 

クミコ「そんな!見積もりも

せずに修理費用が500万!?」

 

タイゴ「あのよぉ、

あんた奥さんか?

世間知らずはすっこんでな」

 

クミコ「世間知らずかも

しれませんが、見積もりが

必須なのはわかっています。

それに、警察を呼んで

事故処理しないと」

 

タイゴ「うるせぇババァだな、

おい。面倒くせぇ事は

したくねえんだよ、こっちはよ。

俺はな、世の中の安全は、

金で買えるって言ってんの。

金払って、お互い穏便にってのが、

世間の常識なんだよ」

 

リマ「そうそう、そういうこと。

さくっと払っちゃいなよー?

楽になるよ」

 

タイゴ「言いたかねえが、俺はよ、

こう見えてもその筋の者だ」

 

男の方が、にやっと

嫌な笑いを見せて言った。

その筋。私は背中に冷たい汗が

流れるのを感じた。

 

これって、要するに

裏社会と関わっている宣言だよね?