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【第21話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…

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【第20話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 カネナリ「いや、それは…その方に ご迷惑がかかるといけないので、 誰なのかは申し上げられない」 ワルミ「ですが、これは タカウマ亭の今後に関わる問題ですのよ!! その方にお会いして、...

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【第1話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…
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本編

カネナリ「私とスカコさんは、

とあるグルメサークルの仲間なんだ。

知り合って、かれこれ何年になるか……

スカコさんは若いが、

なかなかの博識でね。

舌に関しても、

信頼を置いているんだよ」

 

スカコ「いえいえ、とんでもない!

カネナリさんには、

まだまだ遠く及びませんから…!」

 

キヨカ「わ〜!スカコさんて凄いのね〜!

こんな雲の上の方からも、

信頼されてるなんて〜!!」

 

スカコ「そんなこと無いのよ。

たまたまなの!」

 

談笑する私達をしばらくポカンと

眺めていたワルミさんは、

徐々に状況を把握し始めたらしく、

青ざめた顔に引きつった

笑顔を貼りつけながら、

会話に加わってきた。

 

ワルミ「へ、へぇ〜……

そ、そうだったのね……

全然知らなかったわ〜……

スカコさんも人が悪いんだから〜…!

言ってくれれば良かったのに〜!!」

 

(もし言ってたら、

ワルミさんは今でも私に本心を隠して、

取り引きを続けていたのだろうか……

そうだとしたら、

私はワルミさんに騙されたまま、

感謝をし続けていたのかも知れない……)

 

スカコ「さっきワルミさんは、

『おすすめした人物に直接会って、

誤解を解きたい』

って言ってましたけど…

私は誤解なんてしてませんよ!

 

ワルミさんの考え方も、

タカウマ亭の内情も、よ〜く知ってます。

だって、ワルミさんから

直接聞かされたんですから!

全くの部外者なら、ワルミさんの嘘で

誤魔化せたかも知れませんけど、

残念ながら私には、嘘は通用しませんよ!」