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【第19話】ランチ中に突然彼氏が店員にジュースをかけた!その理由が…

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【第18話】ランチ中に突然彼氏が店員にジュースをかけた!その理由が…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカミ「うん、それは本当。 でも話の前半が すぽっと抜けてるよね? そもそも、タイガが 店で待たされたって機嫌悪くして、 女性店員さんに八つ当たり したのが悪いんでしょ? タイガ、注...

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【第1話】ランチ中に突然彼氏が店員にジュースをかけた!その理由が…
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本編

彼はきっと、自分が思っていた

通りの展開にならないと、

理性を失う性格なのだろう。

つまり、あれが本性だ。

一言で言えばわがまま。

 

私や周囲の男子学生たちが

ぽかんとして見守っていると、

タイガの後ろにいた綺麗系の

女子が、彼の横に立った。

 

タイガは急に機嫌をよくして、

あの決め顔をつくった。

 

タイガ「なぁ、ひどいよな!

仕事をなめてるとしか思えない!

俺がビシッと言ってやるから!」

 

うわああ。共感性羞恥を

かきたてる、あのドヤ風味。

もう見たくなかったんだけど。

思わず目をそらした、

その時だった。

 

女子「すみません、私の注文って

大盛りにできますか」

 

パート「え?あ、はい。

差額を払ってもらえれば」

 

女子「じゃあこれ」

 

彼女は小銭をカウンターに置くと、

行き場を失くしていたトレイを、

タイガの代わりに受け取った。

 

タイガ「え?あ、あの」

 

女子「これ、私がもらっていくね。

大盛りが欲しいんでしょ?

いま頼んであげたし、

差額もおごってあげる。

だから、静かに待ちなさいよ。

できるよね、それくらい。

大学生なんだから」

 

戸惑うタイガに、綺麗系女子こそが

ビシっと言ってやった。

そしてトレイを手にして、颯爽と

立ち去って行ったのだった。