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【第17話】ランチ中に突然彼氏が店員にジュースをかけた!その理由が…
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本編
スカミ「うん、それは本当。
でも話の前半が
すぽっと抜けてるよね?
そもそも、タイガが
店で待たされたって機嫌悪くして、
女性店員さんに八つ当たり
したのが悪いんでしょ?
タイガ、注文取りに来た
店員さんを怒鳴って、
ジュース浴びせたよね?」
普段はあまり話す方じゃないし、
どちらかといえば
マミカと二人でいる事が多い私。
こんなにハキハキ話すなんて、
誰も思っていなかったようだ。
それだけに、即座に元気よく
反論する私の様子から、
周囲は事情を察したらしい。
えっと驚く声がし、
視線がタイガに集まった。
事態は彼の思った通りにはならず、
みんな黙って自分を白けた目で
見ていると気づいたらしく、
昨日も見たイラついた顔を
見せるタイガだった。
その勢いで、彼はすたすたと
食事提供カウンターへ向かった。
忙しく働いているパートの
おばちゃんに向けて
タイガ「俺の頼んだやつまだ?
遅くない?」
またしても大声を出す。
私にとっては、昨日の再現だ。
はいはいと笑顔でトレイを
差し出してくれるパートさんに、
タイガはまだ食って掛かっていた。
タイガ「何だよこれ、
どう見ても普通盛りじゃん。
俺、大盛り頼んだんだけど!?」