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【第11話】仏のように温厚な夫にDQN893「痛い目を見る前に金出せ」と肩を掴んだ瞬間…

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【第10話】仏のように温厚な夫にDQN893「痛い目を見る前に金出せ」と肩を掴んだ瞬間...
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 クミコ「な、何!?」 タクマ「……追突だ」 バックミコラーを覗いたタクマが、 少し顔を曇らせて言った。 どうやら、後ろから来ていた車が、 うちの車に突進したらしい。 こんなところで貰...

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【第1話】仏のように温厚な夫にDQN893「痛い目を見る前に金出せ」と肩を掴んだ瞬間...
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本編

どこから見ても目をそらしたく

なるような、何というか。

もはや共感性羞恥を感じる

レベルの、分かりやすい

半グレ系男性がいた。

 

その横には、やっぱりキンキラ頭、

というかいわゆる「プリン頭」と

呼ばれる、毛根が黒くて毛の先が

金色というコントラストの女性。

 

だぼだぼの室内着、いや失礼、

おしゃれルームウェア系なお召し物

え?タイムスリップでもして来た?

ついそう思ってしまったほど、

典型的というか、一昔前の

ワルファッションというか。

 

そんな男女カップルがいて、

タクマを怒鳴りつけていたのだ。

 

タイゴ「あー、痛てててて!

痛ってぇ、首痛ってぇわ!」

 

リマ「ちょっとタイゴ?

もしかして、首やっちゃったあ?

お兄さん、これまずくない?

やばくなーい?」

 

タイゴ「うわぁー、肩も痛ってぇ!

どうすんだよ、

明日から仕事なのに」

 

待って。

追突してきたの、あっちよね?

体が大きいタクマに向かって、

よくもまあ、こんなアホみたいな、

いやいや失礼、どこかで見たような

絡み方ができるよね、この人達。

 

まぁ、タクマの外見は、

怖そうに見えるのだけども、

人がいいって雰囲気が

ダダ漏れしてもいる。

 

子供も怖がらないどころか

「ぷぅーちゃん」とか言って、

近寄ってきてしまう。

 

筋肉質な男から見れば、

タクマは体格こそよいものの、

そこまで怖くないのかもしれない。