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【第15話】ランチ中に突然彼氏が店員にジュースをかけた!その理由が…
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本編
仰天している彼をひきずりつつ、
店長やお客さんにはできるだけ
丁寧に頭を下げ、謝った。
そして外に出て
スカミ「おまえの方こそ、
恥かかせやがって!
何なの、あの態度は!
先にジュースを店員さんに
かけたの、おまえだよな!?
有り得ない、ほんとに
有り得ない!
おまえなんかの
彼女だなんて思われるの、
自害してご先祖様にお詫びする
レベルで恥ずかしい!」
一気にまくしたてた。
そのとたん、ぽかんとしていた
タイガが、何と泣き出した!
えええ!?
女性店員さんが泣いた時には、
鼻であしらってたくせに!?
泣き方がこれまた恥ずかしい
というか、大学生には見えない。
小学生みたいだ。
ついさっきまで、素敵な彼氏だと
浮かれていた気分は
きれいさっぱり、
木っ端みじんに砕け散った。
幻滅。一言表現すると幻滅。
あまりにもばかばかしくて
スカミ「別れるから。
二度と話しかけないで!」
私は彼に最後の言葉を
なげつけると、後は
全無視して家に帰った。
あーあ、こんな終わり方だなんて。
よりにもよって誕生日に。
がっかりだ。