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本編

マスミ母「あのう、ようこそ。

ええ、あなたが?娘の?」

 

マスミ「お母さん、お茶菓子

買ってくるの忘れちゃった!

一緒に来て!」

 

マスミは母親の袖を引き、

俺と入れ替わるように家を出た。

かなり強引に。

 

はて???

俺は初めて訪れた家の玄関に、

一人で放り出されてしまった!?

 

おろおろしていると、

奥の方から声が聞こえた。

こちらは父親のようだ。

 

マスミ父「上がって来なさい」

 

スカオ「あ。はい」

 

挨拶ってこういうものか?

何だか妙な流れだと思いつつ、

俺は一人で玄関から廊下を通り、

リビングへ向かった。

 

食卓では、気難しそうな

マスミの父と思われる中年男性が、

どすっとした圧迫感をともなって、

椅子に座っていた。

何だこれ。ほんとに妙な流れだ。

 

マスミ父「君か。

うちの娘と結婚したいという」

 

スカオ「え?あ、あの、ええと」

 

マスミ父「はっきりせんか!」

 

スカオ「はい、そうです」

 

えええええ!?

何で俺、怒られてるんだ!?

ていうか、聞いてる話と違う気が

する。カジュアルな感じで、

という話じゃなかったっけ?

 

全然カジュアル路線じゃ

ないんですけど。

 

何なら、失敗した企画の反省会が

始まりそうな雰囲気なんですけど。