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【第12話】彼女父「挨拶が遅い!娘はもう妊娠4ヶ月だぞ!」→まだ知り合って1ヶ月だと伝えた結果…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 マスミ「話していい?」 スカオ「何でも話して」 マスミは、カフェオレを飲み ながら、ふっとため息をついた。 マスミ「ちょっと前のお話なの。 私、結婚を考えていた 彼氏がいてね」 スカ...
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本編
スカオ「300万あれば、
清算できるってことでいい?」
マスミ「うん。でも私の稼ぎだと、
あと5年くらいはかかるかなぁ」
スカオ「いいんだ、俺は
貯金だけが取り柄みたいな男だ。
その代わりと言っちゃなんだけど、
あの、俺達の付き合いは真剣な
ものだと考えたいんだけど。
いいかい?」
勢いに任せて、プロポーズ
まがいの事まで口走った。
マスミは口に手を当て、
ものすごく驚いた顔をしたあと、
またほほ笑んだ。
マスミ「私でもいいの?」
スカオ「君がいいんだ!」
ちっともロマンティック
じゃないんだけれど、俺の人生
初プロポーズは受け入れて貰えた。
そうと決まったら、善は急げだ。
とはいえ動かす金額が大きいので、
ATMでは全額を用意できない。
明日にでも銀行窓口に行って、
彼女の口座へ振り込む。
俺は決心した。
マスミ「お礼と言っては
何だけど……私からも、
スカオに自分の気持ちを
知ってもらいたいと思うの。
次の週末、うちに来ない?」
スカオ「へ?」
マスミ「さっきプロポーズ
してくれたでしょう?
私はそう受け取ったよ。
だから、両親に会って欲しい」
スカオ「ま、マジ?」
マスミ「うん。この人と
真剣交際しているって、
きちんと親に分かって欲しい。」