前回の内容はこちら▼
【第6話】夫「子供は俺によこせ!」→出産直後の赤子を奪い取り浮気相手と逃走し…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ナオトさんは、いくら仕事が 大変でも、決して愚痴を こぼしたりしない人だ。 (そういう所も素敵なんだよな〜… あ〜!会いたいなぁ〜!早く家に 帰って来ないかなぁ〜!!) ナオト「アス...
1話から読みたい方はこちら▼
【第1話】夫「子供は俺によこせ!」→出産直後の赤子を奪い取り浮気相手と逃走し…
こちらもおすすめ 本編 人生で最も幸せな出来事の1つ、 出産。 だが… 私の出産前後に起きた 出来事は、まさに修羅場…… これまでの人生の中で、 最悪・最凶の出来事だった…… 私の名前はアスカ。29歳。 結婚2年目で、初めての 子供を身ごも...
本編
(誰だろう…ご近所の人かな…?)
アスカ「はい…どちら様ですか?」
女性「私、ナオトさんの
知り合いなんですけど。
ちょっとお話があって」
アスカ「お話…?主人は今、
不在なんですけど…
帰ってきたら、お名前を
伝えておきましょうか…?」
女性「いえ、ですから…
奥様にお話があるんです」
アスカ「え?私に??」
改めて女性の姿をよく見て見ると、
私より若い感じの、
なかなかの美人さんだった。
服装はきちんとしているものの、
何かのセールスという
感じではなかった。
(どういうこと…??もしかして、
ナオトさんの会社の人…??
何かの連絡事項とか…??)
アスカ「あの〜…失礼ですけど…
ナオトさんのお仕事関係の方
なのでしょうか…?」
女性「え?まぁ…そんな感じです。
とにかく、お渡しなきゃ
ならない物がありまして」
何か腑に落ちない感じがした
ものの、ナオトの仕事関係で、
何か渡さなきゃならない物が
あると言うなら、一応、
確認した方が良さそうだな…
と思い、ドアを開けることにした。
念のため、チェーンをかけたまま
鍵を開け、ドアを細く開けると、
女性はドアに手をかけて限界まで
ドアを開けると、隙間に顔を
くっつけて、中を覗き込んできた。
女性「あなたが…
ナオトさんの奥さんなの?」
女性は私の顔をじっと見て、
なぜか、(信じられない!)
といった口調で尋ねてきた…