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【第5話】ランチ中に突然彼氏が店員にジュースをかけた!その理由が…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカミ「な、なんか意外だなぁ。 だって女子の間では、 タイガ君は大人気だよ。 私はそう聞いたんだけど」 タイガ「誰だ、そんな噂を 流したヤツは。 俺はほんとに、しっかり女の子と 付き...
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【第1話】ランチ中に突然彼氏が店員にジュースをかけた!その理由が…
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本編
幸せって、こういう事
なんだろうなぁ。
私は、初めてできた彼氏が
とても優しくて、私のためを
思ってくれているという実感も
味わえて、本当に幸福だった。
そんなこんなであっというまに
3ヶ月。恋人イベントの
ステップ1、キスは無事に通過。
遅まきながらのファーストキス、
彼に捧げる事ができて、
悔いはないわ。
この調子なら、あああ。
噂に聞いたアレも近いのかな、
なんて。
ひっそりこっそり
覚悟を固めていた。
交際が始まって4ヶ月目。
季節は夏、私の誕生月を迎えた。
スカミ「もうすぐ誕生日だよ私」
タイガ「そうだね、
楽しみにしてて。バースデー
ディナーを考えてるんだ、
行った事ない店に行こう」
スカミ「え、どこどこ?」
タイガ「内緒」
彼は私のためにバースデーディナー
を計画してくれているらしい。
詳しくは後日のお楽しみ。
そう言われて、これまでの
人生で一番どきどきした。
憧れの、彼氏とのディナー!
私にはもしかして、一生縁が
無いんじゃないかと思われた、
彼氏との初ディナー!
遠足前夜の小学生も驚くくらい、
わくわくして、私は当日を待った。
夏休みの半ば、
ついにその日が来た。