前回の内容はこちら▼
【第18話】興信所に夫の浮気調査を依頼「これは浮気じゃない…」夫の驚愕の正体とは…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ナオミ「現地妻ですって!!!」 スカコ「はい。ケイキさんに プロポーズされ、婚姻届も 出したつもりになって、 一緒に住んでいた者です」 ケイキ「嘘だ!ナオミ、騙されるな! この女はス...
1話から読みたい方はこちら▼
【第1話】興信所に夫の浮気調査を依頼「これは浮気じゃない…」夫の驚愕の正体とは…
こちらもおすすめ▼ 本編 お願いカヨコ。何とか言って。 私は、じっと書面を見つめる 幼馴染に、早くリアクションして 欲しくて、祈った。正確に言うと カヨコ「スカコの考えすぎだって。 全然、浮気の証拠なんかじゃ ないよ、このくらい」 とか何と...
本編
調べて貰った結果を聞いたとき、
職員の男性から
興信所職員「これは浮気じゃない
ですね。まあ、内容は
浮気なんですが、もっとたちが悪い」
そう言われた。
実際、私は自分でも言ったように、
現地妻状態だった。
興信所はケイキの本当の住所、家族
構成を割り出し、私に教えてくれた。
職員「これは重婚
みたいなものですよ。
奥様もお子様も、こちらの
お住まいにいらっしゃいます」
そういわれたのだ。
婚姻届も、私を信用させる手段に
過ぎなかった。
スカコ「婚姻届も書きましたよ」
ケイキ「嘘つくな!書いてない!」
ケイキは怒鳴り散らし、
必死の形相で否定する。
ああ、見苦しい。
婚姻届を書いてないですって!?
スカコ「証拠、ありますよ?」
私がそういうと、夫婦はそろって
「え!?」と声を出した。
スカコ「どうぞ。コピーですけどね」
友人達に見守られ、感動に
包まれて署名したあの婚姻届。
本物は、ケイキが「俺が出してくる」
と言い張って預かっていったけれど、
これは私にとってとても印象深く、
結婚の実感を味わわせてくれる
大事な書類だった。
だから、カヨコが…