※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第4話】仏のように温厚な夫にDQN893「痛い目を見る前に金出せ」と肩を掴んだ瞬間…

前回の内容はこちら▼

【第3話】仏のように温厚な夫にDQN893「痛い目を見る前に金出せ」と肩を掴んだ瞬間...
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ただ、見た目が少し怖いというか、 威圧感はあるけれど、 性格はとても穏やかだ。 私達が住んでいるマンション街 には、小さい子が多い。 でも、みんな怖がらない。 子供「ぷぅーちゃんだー...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】仏のように温厚な夫にDQN893「痛い目を見る前に金出せ」と肩を掴んだ瞬間...
こちらもおすすめ▼ 本編 タクマ「ああ、いいですよ。 ちょうど、そっちの方面に 行く予定がありますんで。 そうですねえ、明後日の夕方4時 くらいには着くんじゃないかなと」 夫タクマが、電話で 話をしているのが聞こえる。 彼が言う「そっちの方...

本編

タクマ「僕が持ちましょう。

お宅はどちらですか?」

 

さらっと言えてしまうのが、

彼のいいところだと

私は常々思っている。

先日も、近所で立ち往生していた、

かなりの高齢女性を発見。

 

壁によりかかって、

何だか具合が悪そうだった。

タクマは、ごめんと私に断りを

入れてから、速攻で立ち往生

している女性に向かい、

走って行った。

 

どうしましたと声をかけ、

動けない、助けてとか

細い声で救助を要請された瞬間

 

タクマ「もちろんです、

失礼します」

 

お姫様抱っこしたものだ。

ひょいっと、それはそれは軽々と。

 

タクマ「おうちまで

お運びしますよ。何なら、

救急車を呼びましょうか?」

 

高齢女性「だ、大丈夫。

とりあえず家に帰りたいの、

足が動かなくて」

 

タクマ「わかりました、

案内をお願いします」

 

この時、私達は週に一度の買い出し

で、スーパーマーケットからの

帰り道だった。

率直に言って、体格に見合う、

いや見合いすぎるほどよく食べる

夫なので、食材もてんこ盛り。

 

大きなリュックサックにめいっぱい

詰め込み、さらに持参した

エコバック3袋もぱんぱん。

ついでにお米10kgも買っていた。

 

そんな状態なのに、タクマは

顔色一つ変えずに、高齢女性を

家まで送り届けたのだった。