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【第4話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…

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【第3話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカコ「なるほど… それは大口予約ですね」 ワルミ「そうなのよ〜!www しかもあそこって、 グループ会社も沢山あるでしょ〜? どうやら今後は、そっちからの 予約も来ちゃいそうなのよ...

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【第1話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…
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本編

私は少しムッとしたものの、

すっかり浮かれてしまっている

ワルミの心境を理解しようと努めた。

 

(ワルミさん…きっと今は興奮状態で、

変な事を口走っちゃってるんだわ……

今まで、こんなイヤなこと

言われたこと無かったもん…

今回は聞き流しておこう……)

 

スカコ「はい…いつも感謝しております…」

 

ワルミ「さぁさぁ!!

忙しくなるわよ〜!!!w

じゃあ、お肉のほうヨロシクね〜!ww」

 

ワルミさんは高笑いを

響かせながら電話を切った。

私は電話の受話器をしばし眺めながら、

(なんだか…人が変わっちゃったみたい……)

と感じていた。

 

セイジ「スカコ、どうした?

なんか変な顔してるけど……」

 

奥の作業スペースから出てきたセイジが、

心配そうに尋ねてきた。

私はセイジに、ワルミさんからの

電話の内容を伝えた。

イヤミを言われた部分に関しては、

今回は黙っておく事にした。

 

セイジ「えっ!?1,000万円分!?!?

そりゃまた……有り難いけど…大変だな……」

 

スカコ「そうだよね、急だもんね…ごめんね……

でも…ワルミさん、凄く喜んでたし、

長年のお得様だから、

なんとか応えてあげたいの!」

 

セイジ「……うん、そうだな!

親父さんの代から、

ずっと納めてきた得意先だもんな!

1,000万円分のご注文なら、

社員に臨時ボーナスも出せるだろうし、

気合い入れて、頑張るしかないな!!

いつも通り、最高の肉を用意するよ!!」

 

スカコ「うん!!ありがとう!!

私も頑張る!!」