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本編

シュント「スカオ先輩、

お久しぶりです。

お元気ですか?」

 

シュントという、結構モテ系の

イケメン野郎だった。

えーと。俺はそこまでこの後輩とは

仲良くなかったと思うんだがなぁ。

 

飲みに行った事とか、

あっただろうか。

とはいえ、ラインをくれたから

には、返事をするべきだろう。

既読もつけちゃったしな。

 

スカオ「おう、シュントか。

久しぶりだな。俺はぼちぼちだよ、

そっちは?」

 

シュント「何とかやってますよー。

たまには飲みたいですよね」

 

返信は早い。

ん?んん?なんか変だ。

たまには飲みたいなんて、

言われるような間柄じゃない

はずなんだが。どういう事だ?

 

一瞬、やばいといった

予感が頭をよぎった。

特に親しくなかったヤツとか、

学生時代からずっと

疎遠だったヤツとか。

 

そういうのが、急にフレンドリーに

連絡を取ろうとするときは、

だいたいろくな事はない。

選挙のお願いだったり、

マルチのお誘いだったり、

下手したら借金申し込みだったり。

 

だとしたら、普通に返事をして

しまったのは早計だったかも。

なるべくそーっと、フェードアウト

した方がいいかもな。

 

そんな事を思った時だった。