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本編

俺も思わず「はぁ?」となった。

履歴書?何の話だよ、

送ってないよそんなの。

 

カノウ「それならそうと、

早く言えや。だったら

オヤジがお待ちだ。こっち来い」

 

問答無用だった。

もうワケがわからないうちに、

あれよあれよと話が進み、

気づいたら広域指定の任侠組織

「スカっと組」部屋住み待遇に

なっていたのだった。

 

無理無理無理!

そんなの無理!

でも断るのも無理!

 

オヤジと呼ばれた人は、

要するに組長だ。

とんでもなく怖い。口数は少ないが、

目がものすごく怖い。

目の力だけで何人かを

始末できそうな勢い。

 

抵抗できなくて、

ひたすらはいはいと頷いていた。

その結果、いわゆる

雑用係になってしまった。

 

カノウ「いいか。

てめえはまだ極道じゃねえ。

わかりやすく言えば、極道見習いだ」

 

ジン「み、見習い」

 

カノウ「部屋住みってのは、

昔はオヤジの家や事務所に

住み込んで、下働きをする役だ。

掃除洗濯に炊事、その他は

言いつけられた用事をこなす。

絶対服従だ」