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【第4話】彼女父「挨拶が遅い!娘はもう妊娠4ヶ月だぞ!」→まだ知り合って1ヶ月だと伝えた結果…
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本編
その後はバイトざんまい。
そして、女の子との縁は全くない。
あっというまに、30代へ
突入間近になってしまった。
スカオ「あああああ!
みんな結婚していくよ、
ちくしょう!
あいつも彼女ができただと、
こんちくしょう!」
思い余って、婚活アプリに
手を出そうかと、
ダウンロードしかけた事もある。
ただ、男の場合は
入会費がそりゃもう高額だ。
ついでに、女性会員とメッセージの
やりとりをするだけでも、目の玉が
飛び出るくらい請求される。
無事に思いとどまったのだった。
仕事漬けの日々に、
ほとんど遊ぶこともなく、
もちろん彼女がいないため、
デート代とかいう必要経費も
かからない。
つまり金の使い道が無い。
寂しさの代償であるかのように、
貯金はもりもり増えていく。
通帳を眺めて
スカオ(俺はもう、
この貯金さえあれば
いい人生を送るのかな)
ため息をつく、
そんな毎日を送っていた。
ところが、ある日いきなり
状況が変わった。
大学時代のサークル仲間というか、
後輩からラインが入ったのだ。