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本編

冷汗がだらだら流れてくる。

どう考えても、中学を卒業した

ばかりで、これといった特技も

何もない子供が、近づいていい

場所には見えない。

一刻も早く帰るべきだ。

 

そう思ったが、遅かった。

たぶん見張りとか、

そういう役の人なんだろう。

若い角刈りの男が俺に近づいてきた。

 

構成員「こらガキ。何してる」

 

ジン「あの、えっと、そのう」

 

構成員「しゃきっとしゃべれや!

ぐだぐだと、あのその

言ってんじゃねえぞ!」

 

ジン「す、すみません」

 

あまりにも恐ろしくて、

気絶しそうになった。

涙目になったと自分でもわかる。

とっとと逃げよう、そうしよう。

 

きっと何かの間違いだ。

俺は回れ右しかけたが、

とっ捕まった。

 

構成員「ガキ!ちょっと来い」

 

ジン「えええ!?

すみません、ごめんなさい!」

 

構成員「話は中で聞いてやる、

もたもたするんじゃねえ!」