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【第6話】毒親の母が893の事務所に俺の履歴書を送り、俺の就職が決まった→20年後…

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本編

まぁ、ただいるだけで、

相変わらずの生活。

夜の仕事に出ては朝帰り、

昼過ぎまで寝て、俺の作った

食事を食べて、また仕事へ。

 

こんなルーティンが

半年くらい続いた。

 

ジン「お母さん、そろそろ

進路相談の時期なんだけど」

 

高校に行かなければと思い、

母にプリントを見せながら

言ってみたことがある。

母は面倒くさそうな顔をした。

 

母「高校?あんた、

そんなに勉強好きだった?」

 

ジン「え?いや別に、

すごく好きってわけじゃないけど」

 

母「じゃあ、これ以上は

学校行かなくていいから、働きな。

どうせ大学になんか、

行かせてやれないもん」

 

ジン「……うん」

 

働けと言われても。

俺もそれなりに調べたし、

担任や進路指導の教師から

「中卒は不利だ、

少なくとも高校を出ろ」

と言われ続けていた。

 

中卒でも、立派に働いている

人はいる。職人とか、

若いうちにどこかへ弟子入りして

頑張っている人もいる。

必ずしも高校進学をしなくても

いいんじゃないかなとは、

ちょっと考えた。

 

ジン「先生。職人とか

料理人とかはどうなんですか?」