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【第11話】感じの悪い警官に「窃盗の疑いでボディチェックだ!」と言われ…

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【第1話】感じの悪い警官に「窃盗の疑いでボディチェックだ!」と言われ…
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本編

スカミ「ちょ、ちょっと待って、

待って!ボディチェック!?」

 

警官A「窃盗の疑いで、ボディ

チェックさせてもらうんですよ。

れっきとした公務です」

 

警官B「そうそう、公務ですよ公務」

 

公務公務と連呼する二人は、

ものすごく下品な笑顔になっていた。

冗談じゃない!

たとえそれが公務だとしても、

女性のボディチェックは女性警官が

担当するのが常識ってものでしょ!?

 

しかもこんな道のど真ん中!

こいつら、バカなの!?

でも怖いのは間違いない。

警官というなら、

格闘技の訓練をしているはず。

 

ただでさえ男性2名に対して、

こちらは女性1名。格闘技どころか、

短距離走にも自信がない。

正直、酔っぱらってもいる。

どうしよう、どうしたら!?

 

じわじわ距離を詰めてくる二人に、

私はなすすべもなく、

後ずさりするしかなかった。

その時だった。

 

キョウカ「何やってるのよ」

 

女性の声が割り込んできた。

私も警官たちも動きを止めて、

声がした右側を見た。

知らない若い女性が立っていた。

天の助け!