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【第9話】興信所に夫の浮気調査を依頼「これは浮気じゃない…」夫の驚愕の正体とは…

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【第8話】興信所に夫の浮気調査を依頼「これは浮気じゃない…」夫の驚愕の正体とは…
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【第1話】興信所に夫の浮気調査を依頼「これは浮気じゃない…」夫の驚愕の正体とは…
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本編

ケイキ「というわけで、

俺には肉親とか親戚とか、

そういう関係がほとんどいないんだ」

 

スカコ「そうだったのね。

ごめんね、知らなくて」

 

ケイキ「いいんだよ、

今まで言わなかった俺が悪い。

スカコは気にしなくていいんだ。

ただ、さっきも言ったけれど、

俺には親戚がいない。

申し訳ないが、

両家顔合わせは省略させて欲しい。

それと、結婚式も……しないとは

言わないが、できるだけ小規模で

やりたい。俺としてはフォト

ウェディング希望なんだけどな」

 

彼の言葉に、私は一も二も

なくうなずいた。

元々、式よりも新居に

お金を使いたいと考えていた。

まして彼の身の上を聞いたら、

とても無理に式を挙げたいとは

思えなかった。

 

スカコ「いいよね、フォト

ウェディング。私もそういうの好き。

新婚旅行は行きたいな」

 

ケイキ「もちろんだ。俺の仕事が

一段落したら、ぜひ行こうよ。

でもまずは、

生活基盤をしっかりさせたいな。

スカコと幸せに暮らしたい。

学生時代に両親と家庭を失った俺の、

唯一の夢なんだよ」

 

スカコ「私、頑張るね。

幸せな家庭を作ろう」

 

そんな会話を交わしてから、

私達は一緒に住み始めた。

ケイキと出会って、まだ半年も

経っていない頃の事だった。