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【第8話】興信所に夫の浮気調査を依頼「これは浮気じゃない…」夫の驚愕の正体とは…

前回の内容はこちら▼

【第7話】興信所に夫の浮気調査を依頼「これは浮気じゃない…」夫の驚愕の正体とは…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカコ「固いというか、何というか。 怖がりなんですよね、 いつもおっかなびっくりで」 ケイキ「すぐ男にふらふらしちゃう タイプより、ずっといい」 ケイキさんは、 真顔で私をじっと見つ...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】興信所に夫の浮気調査を依頼「これは浮気じゃない…」夫の驚愕の正体とは…
こちらもおすすめ▼ 本編 お願いカヨコ。何とか言って。 私は、じっと書面を見つめる 幼馴染に、早くリアクションして 欲しくて、祈った。正確に言うと カヨコ「スカコの考えすぎだって。 全然、浮気の証拠なんかじゃ ないよ、このくらい」 とか何と...

本編

わわわわ!?

こんな急展開ってある!?

いやまぁ、そりゃカヨコから、

それっぽい話は聞かされていた

けれども!?いざとなると、

すっかりあわあわしてしまう。

 

慌てた末、私は舞い上がった。

そう、私も30代。いい加減に

しないといけない。

それは前々から考えていたことだ。

もしかして、今こそ悪い癖を

直す時かも。

 

スカコ「はい!喜んで!」

 

私は思わず大声で返事をした。

内心で

(わー、言っちゃった

言っちゃった!)

とお祭り状態だったけれど。

 

ケイキさんはにこっと笑い、

嬉しそうに

 

ケイキ「嬉しいよ。

ありがとうスカコ。

君を大事にする、誓う」

 

そう言ってくれたのだった。

そこからは早かった。

あっというまに親へ挨拶、

夢にまで見た

 

ケイキ「スカコさんを僕に下さい」

 

を生で!ライブで!目の前で!

聞くことができて、

またまた私は有頂天。

両親も大喜び、さくさく話が進んだ。

 

スカコ「ええと、

両家顔合わせなんだけど」

 

ケイキ「その事で、相談がある。

スカコ。実は、俺の両親は、

俺が学生時代に……」

 

ケイキ側のご両親へ挨拶を

したいと申し出たところ、

彼は表情を曇らせた。

何でも、大学に入学する直前、

残念な事故に巻き込まれた

のだという。