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【第6話】興信所に夫の浮気調査を依頼「これは浮気じゃない…」夫の驚愕の正体とは…

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【第5話】興信所に夫の浮気調査を依頼「これは浮気じゃない…」夫の驚愕の正体とは…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカコ「乗り気かどうかは わからないよ。誰から聞いたの」 カヨコ「本人から」 カヨコは楽しそうに笑い、 私の方はあ然。お口ぱっかん状態で、 目も大きく見開かれたと思う。 スカコ「本人...

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【第1話】興信所に夫の浮気調査を依頼「これは浮気じゃない…」夫の驚愕の正体とは…
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本編

ケイキさんはいつも穏やかだ。

優しくエスコートしてくれるし、

私の好みや都合を優先してくれる。

しつこくされた事はない、無理に

お酒を勧めてくるような事もしない。

 

カヨコ「なら、ケイキさんは

少なくとも、スカコをからかって

遊んでいるわけじゃないよ。

もういっその事、

彼に聞いてみれば?」

 

スカコ「無理無理無理!」

 

そんな大胆不敵な行動が

とれるのなら、長らく彼氏と

無縁な生活はしていないわ。

初彼が出来たのは大学時代、

その彼氏とお別れしたのは

卒業間際で、以来ほとんど

そういう機会に恵まれていないのだ。

 

行きつけのバーで飲みながら

雑談する男友達はできたけど、

恋人らしい恋人は、

もうかれこれ8年くらいは縁なしよ。

 

その私が、ケイキさんに自分から

アプローチするなんて、

どう考えても無理。

私はいつもの通りの引っ込み思案を

発揮して、思い切り尻込みした。

 

カヨコとそんな話をして

まもなくの週末に、私はまた

ケイキさんと食事に出かけた。

彼が誘ってくれた。

 

ケイキ「スカコさん。

ストレートに聞いてしまうけど、

彼氏いる?」

 

スカコ「え?いえ、いないですよ」

 

ケイキ「良かった。いつも俺の

誘いに応じてくれてるから、

多分そうだろうなとは

思ってたんだけど、

やっぱり本人に聞かないとね。

軽く噂で聞いたんだけど、

スカコさんは固い女だって」