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【第17話】893「俺達○○組だぞ!」→俺の職業も893だと伝えると…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ジン「だけどさぁ〜… シロウトがヤ●ザを騙るなんて、 絶対にやっちゃいけないこと なんだよね〜… しかも組の名前を出して 金品を脅し取ろうとか… 俺らの顔に泥塗ったって 事だかんね…...
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本編
面倒臭そうにそう言った後、
親父は何か閃いたのか、
顎に手を当ててブツブツ言い始めた。
親父「いや待てよ…考えてみると…
これは俺にとって、ビジネス
チャンスかもしれんな…」
そう独りごちると、親父は
ニヤニヤしながら、絶賛土下座謝罪中
のチンピラ2人組に歩み寄ると、
親父「お前ら、野菜は好きか?」
と尋ねた。
親父「そりゃあもちろん好き
だよなぁ〜?体にいいもんなぁ、
野菜は!」
黒ずくめ「へ…??や、野菜
ですか…?それは…その…」
柄シャツ「野菜は…その…あの…」
(どっちだ…『好き』か
『好きじゃない』か…これは
どう答えるのが正解なんだ…??)
と、究極の選択を迫られているか
のように、目を泳がせる
チンピラ2人組…
親父「ちょうどあの車に、
俺の育てた美味しい野菜が
乗ってんだけどよぉ、
お前らに特別価格で
売ってやろうか?どうだ?」
(親父、そうきたか!!ww
段ボール箱いっぱいの間引き野菜…
いわゆるクズ野菜を、この2人に
高値で売りつけようってか!w
ま、コイツらにとっても、
野菜を買えば命が助かるんなら、
いい取引じゃねぇか!w)
親父「そうだなぁ〜…
とりあえず、有り金全部と…
あと、今身に付けてる貴金属類一式
で、売ってやってもいいけど…
どうする?無理にとは言わねぇぜ?
これはあくまで善意の
提案だからよ…」
黒ずくめ「も、もちろん
買わせて頂きます〜!!」
柄シャツ「お、俺も!!
お野菜大好きです〜!!」