前回の内容はこちら▼
【第6話】感じの悪い警官に「窃盗の疑いでボディチェックだ!」と言われ…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 警官A「今、そこのコンビニから 出てきましたよね」 スカミ「はい、買い物して 帰ってきたところですけど」 警官A「少しお話いいですか? 実は、最近そこのコンビニを 中心として、万引き...
1話から読みたい方はこちら▼
【第1話】感じの悪い警官に「窃盗の疑いでボディチェックだ!」と言われ…
こちらもおすすめ▼ 本編 私はスカミ。27歳の独身OLだ。 最近の楽しみは、オンライン飲み会。 一時期は外出自粛で、居酒屋とも すっかり縁遠くなっていた。 代わりにWEBカメラとかアプリを 使い、自宅で仲間とわいわいやる オンライン上の飲み...
本編
警官A「ははぁ、こりゃあれだ。
酔っぱらって、買ったのか盗んだ
のか、分からなくなってるんじゃ
ないですかねえ」
もはや言いがかりだった。
冗談じゃない。
そんなの、屁理屈にもなっていない、
ひどい理屈だ。
これがまかり通るなら、コンビニから
出てきた人を全員、片っ端から
職務質問しなきゃいけなくなる。
スカミ「何言ってるんですか、
証拠もないのに!意味わからない事、
言わないでください!」
警官A「我々の話がわからない、と。
うーん、だいぶ酔ってるん
ですかねえ。それとも、
分からないふりかなぁ?」
警官B「ふりをしてるんだったら、
こりゃ悪質と見なすしかないなぁ。
やっぱり我々に同行して
もらいましょうか。じっくり
お話を聞かせて頂かないとねえ」
この連中を警官と呼ぶのは、
全国で真面目に勤務している
しっかりした警官の皆さんに対する、
侮辱だと思うわ。
っていうか、この連中、本当に警官?
スカミ「じっくりも何も、私は
本当に、ちゃんとお店で買いました。
何ひとつ盗んでいません、
まだ疑わしいなら、コンビニ店員さん
に確認とってください。
お話する事はこれだけです。
後はありません。
行っていいですか?」
この場合は、警察手帳を見せて
と言うのが正しいのだろうけれど、
相手にしたくなかった。
だって、どっちか一人が
コンビニに行って、
話を聞いてくれば済むんだもの。
レシート見せろというなら、
喜んで見せるわよ。
いやもう、こっちから
見せてやろうかしら。
そう思っていたし、
言ってやろうとも考えていたら、
警官たちはにやにやして