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【第5話】感じの悪い警官に「窃盗の疑いでボディチェックだ!」と言われ…
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本編
警官A「今、そこのコンビニから
出てきましたよね」
スカミ「はい、買い物して
帰ってきたところですけど」
警官A「少しお話いいですか?
実は、最近そこのコンビニを
中心として、万引き被害が
多発しておりまして」
男性警官は話し始めた。
口調は普通だったけれど、
何といえばいいだろう。
目つき、そう目つき。正直いって、
あまりいい感じがしなかった。
あえて表現するなら、私を
その万引き犯人、もしくは
関係者と疑っているかのような。
スカミ「は、はぁ。
そうなんですね」
警官B「ずばり聞きましょうか。
あなたが手にしているその買い物袋、
本当に買ったものが
入っていますか?」
二人組の別の警官が、
とんでもない事を言い出した。
何で!?私のどこら辺が
疑わしいと言うのだろう。
スカミ「待ってください!
買ったに決まってるじゃ
ないですか!」
頭にきて、思わず大声を
出してしまった。
私が手にしているのは、
コンビニで買った商品に間違いない。
ついでに、ポリ袋も購入品だ。
しかし警官2名は、
ちっとも怯んでいない。
警官B「決まってるとは?
どうして決まってると
言い切れるんですかね」
警官A「そうですね。
商品を買ったとは限らない。
犯行を隠ぺいする目的で、
自宅からポリ袋を持参し、
いかにも買ったように見せかけて、
堂々と万引きするというね。
そういう手口もあるんですよ」
スカミ「それを、私がやったと?」
警官B「だから、お話を聞かせて
くださいと言ってるんですよ。
日本語分かりますかぁー?
おや、顔が赤いし、
少し酒の匂いもする。酔っ払いか。
酔っぱらって、訳わからなく
なってる感じかなぁ?」