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【第3話】興信所に夫の浮気調査を依頼「これは浮気じゃない…」夫の驚愕の正体とは…
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【第1話】興信所に夫の浮気調査を依頼「これは浮気じゃない…」夫の驚愕の正体とは…
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本編
でも私も30代。
いい加減にしなければ。
そんな気分もあって、
連絡を取り合うようになった。
カヨコ「どうよ最近は?
久々の彼氏、楽しんでる?」
スカコ「やだなぁ、
まだ彼氏ってわけじゃないよ」
カヨコ「何でよ。
もう噂は回ってるんだよスカコ君。
ケイキさんとご飯行ったんでしょー?
ほれほれ、詳しく聞かせなさい」
ケイキと出会って1ヶ月。
休日出勤の振り替えで平日に
休みをとったある日、
カヨコとランチに出かけた。
カヨコは情報通だ。
週1から2のペースで、
彼と食事に行っている話を、
さっそく聞きつけたらしい。
まだ食事の段階、
報告するようなことは何もない。
そう思って、誰にも何も打ち明けて
いなかった。動きがあれば、
まずカヨコに話そうとも思っていた。
なのに、どこで
見られていたのだろう。
いつのまにか、私とケイキは
付き合っているらしいという
噂が出ているとの事だった。
スカコ「ご飯を食べに
行ってるだけだよ」
カヨコ「告白は省略って
パターンかな?」
スカコ「いや、そんなんじゃ
ないのよ。もしそうなったら、
カヨコに最初に打ち明けるよ」
カヨコ「まぁね。私も、スカコが
何も言ってこないからさぁ。
これはまた、いつもの足踏み状態から
自然消滅ってコースかなと
心配してんのよ、私。
ケイキさんの方は、
結構乗り気なんでしょ?」