前回の内容はこちら▼
【第15話】893「俺達○○組だぞ!」→俺の職業も893だと伝えると…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 倉庫に連れ込んでひとしきり ビビらせてから返してやろうと 思ったのだが… 車に乗るよう言っても、 土下座の姿勢のままテコでも 動こうとせず、粘り続ける2人… (まぁ、既におもらしする...
1話から読みたい方はこちら▼
【第1話】893「俺達○○組だぞ!」→俺の職業も893だと伝えると…
こちらもおすすめ▼ 本編 みなさんは『ヤ●ザ』と聞くと、 どんな印象があるだろうか? よくドラマや漫画なんかで、 ヤ●ザが「俺ァ、〇〇組のもんだ!」 なんて脅してたりするけど、 あんなの、まぁ無いからね? 気安く組の名前を出すなんて、 リス...
本編
俺が呆れた声を上げると、
柄シャツが必死で言い訳を始めた。
柄シャツ「あ、あのっ、
アニキも俺も、こんな事するのは
初めてなんです!!その…つい
魔が差しちゃったって言うか……」
黒ずくめ「〇〇組さんは、
ここらじゃ有名ですし…
名前を出して脅したら…
素直に言うこと聞くんじゃないか
と思って…」
ジン「で、もし警察沙汰になっても、
調べられるのは〇〇組だから、
自分達は大丈夫ってか?
バカじゃねぇの?
警察はそんな無能じゃねぇよ!」
ジン「さっきも言ったけど、
今時はそこらじゅうに
防犯カメラが設置されてんの!
お前らの車も、ナンバープレートも、
絶対映ってんだかんね?」
黒ずくめ「あ…はい…
そこまで考えてませんでした…」
ジン「ったく……ろくに知りも
しねぇくせに〇〇組を騙ったり…
仕事が雑なんだよ!
お前らみたいな奴は、悪さしたら
速攻捕まるに決まってんだから、
今後は二度とおかしなこと考えるん
じゃねぇぞ!!分かったか?!」
黒ずくめ「は、はいっ!
分かりました…」
柄シャツ「もう二度と悪さは
しません!神に誓います!!」
俺が笑みを浮かべて満足げに頷くと、
チンピラ2人組は少し安心したのか、
(もう終わりにしてもらえる
のかな…)
と、期待を込めた目で見上げてきた。
だが、そうは問屋が卸さないw
涙と泥で汚れた顔の男どもから、
そんなキラキラした目で
見られてたとて、
(期待に応えよう!)
とはなんないんだよな〜ww